
ツーリングのために紙の地図を使いたいけど、どんな地図がいいのかわからない...。
ツーリングマップルっていう地図がよさそうだけど、なんだか種類があってよくわからない...。
このような悩みを抱えているライダーの方はいませんか?
紙の地図をツーリングで使うメリットは過去の記事でもご紹介した通りです。
実際に多くのライダーが使用している地図は、昭文社の「ツーリングマップル」という地図です。
この記事では、実際にツーリングマップルを使い倒している僕が、ツーリングマップルの種類や特徴について詳しく解説します!
- ツーリングマップルがなぜ人気なのか
- ツーリングマップルの2つの種類
- ツーリングマップルの選び方

- 某国立大学生
- HONDA VTR250乗り
- 東京大阪間をバイクで往復
- キャンプツーリングも趣味の一つ
ツーリングマップルとは、ライダーによるライダーのための地図

そもそもツーリングマップルとは、ライダーの編集者が作ったライダーのための地図です。
約30年前から発行されており、毎年更新されています。
ライダーから根強い人気があるツーリングマップルは、やはりライダーが必要としている情報がたくさん記載されています。
バイクツーリング向け地図の定番『ツーリングマップル』は、道路地図としての質の高さはもちろん、絶景ポイント、温泉、宿泊施設、キャンプ場、ご当地グルメ、穴場スポットなど、周辺の観光情報を地図中にコメントとして掲載している点が特長です。
昭文社 ツーリングマップルHP:https://www.mapple.co.jp/product/touringmapple/
公式ページではこのように説明されており、中身を見てもやはり情報が盛りだくさんです。

著作権の問題から内容をお見せすることはできませんので、どんな風に道路情報が表示されているかイメージ図を作りました!

このように、バイクで走りやすい道の情報や休憩スポット情報、ワインディングやダート道などのライダーに嬉しい情報が地図上にちりばめられています。
このほかにも、
- キャンプ場情報
- 温泉情報
- 渋滞しやすい道と迂回路
- オフロード車で走りたいダート道 ...などなど
このように、ツーリングマップルは他の地図に無い、ライダーが欲しい情報が盛りだくさんな地図です。
ツーリングマップルには、2つの種類がある

ツーリングマップルのは次の2つの種類があります。
- ツーリングマップル
- ツーリングマップルR
ツーリングマップルは俗に「無印」と呼ばれたりもします(Rの文字が無いから)。
ツーリングマップルとツーリングマップルRは、文字だけを見ると大差はありませんが、地図本体の大きさや見た目に関しては大きな違いがありますが、内容については全く違いがありません。
いずれのツーリングマップルも、地方ごとに分けて出版されています。
ここでは2つのツーリングマップルの違いについてご説明します。大まかな違いは次の表の通りです。
項目 | ツーリングマップル | ツーリングマップルR |
---|---|---|
地図の縮尺 | 14万分の1 | 12万分の1 |
サイズ | A5判 | B5判 |
価格 | 1,980円(税込み) | 3,080円(税込み) |
文字の大きさ | 小さい | 大きい (ツーリングマップルの120%) |
製本形式 | 糊付け製本 (通常の本と同じ) | リング製本 |
ツーリングマップル(無印)の特徴

ツーリングマップルの外観の特徴は、サイズが小さいということです。サイズはA5判で、感覚としてははがきより2, 3回り大きいサイズ感です。

小さいので、走行中に地図は見ない人や、カバンにコンパクトに収納したい人にはおススメです。
また、主にスマホの地図アプリを使うけれども、ルートの全体像を把握したいという人など、休憩ポイントや宿泊地、自宅だけでしか地図を見ないという人にはおススメのサイズ感です。
また、製本方法も通常の書籍と同じような方法ですので、折り返してタンクバックに入れて使うという方法は使いづらいです。
サイズ感が小さいということはそれだけ中身の地図や文字も見にくいということになります。
最新版のツーリングマップル(2020年版)では、過去の製品よりも約115%大きくなっており、比較的見やすくなっています。
しかし、やはり後述のツーリングマップルRに比べると文字は小さく、見にくいです。
価格は1,980円(税込み)と、比較的リーズナブルな価格です。
ツーリングマップルRの特徴

ツーリングマップルRは、ツーリングマップル(無印)よりもサイズが大きく、B5判サイズです。
そして、ツーリングマップルRの最大の特徴は、製本形式がリング状になっていること(多分RはRingのR?)。
リングになっているということは、ページを見開いて使用することが可能で、タンクバックに入れて地図を確認できます。
例えば、信号待ちの時や道に迷った時には路肩に停止したりして、合間合間に地図を確認することができます。
もちろん、走行中の地図の確認は危険なため厳禁です!!
サイズ感が大きく、文字や地図の縮尺も大きいです。そのため、視覚的に理解しやすい地図になっています。

私が持っている地図は、このツーリングマップルRです!何といっても大きくて信号待ちの時などに見やすい!
価格は3,080円と、ツーリングマップル(無印)よりもお高めですが、それなりにツーリング時に効果を発揮してくれます。
ツーリングマップルは地域ごとに分けられて販売されている

ツーリングマップル(無印)もツーリングマップルRも、地域ごとに分けられて販売されています。
- 北海道
- 東北
- 関東甲信越
- 中部北陸
- 関西
- 中国・四国
- 九州沖縄
これら7種類が出版されています。
自分の必要な地域の地図を入手して、ツーリングに持参するという方法が一般的です。
ツーリングマップルの付属品|全体広域図とミニブック
ツーリングマップルには、本体地図のほかに次の2つの付属品が付いています。
- 折りたたみ広域地図
- ツーリングマップルミニブック
ツーリングマップルの付属品1|折りたたみ広域地図
折りたたみ広域地図には、表には高速道路と主要道路が書かれた広域地図が、裏には百万分の1の広域地図が書かれています。
表の地図は高速道路に特化した地図です。
非常に大きいサイズの地図なので、自宅やツーリング先の宿泊地での地図の確認や、大勢での地図の確認に役立ちます。
ツーリングマップルの付属品2|ツーリングマップルミニブック
ツーリングマップルミニブックには、各地域ごとのツーリングのおすすめスポットが記載されています。
例えば、関東甲信越の2019年の地図には、次のような内容があります。
- TOURING MAPPLE SLIDE SHOW
(取材風景をまとめた写真・スライド集) - 関東甲信越の逸品
- 関東甲信越の道・風景 2019
- PHOTO EXHIBITION of the reader
(読者からの写真) - TOURING GEARS IMPRESSION
(編集者が使用しているツーリングギアの紹介)
このように、地図と合わせて実際の写真や名物を知ることができます。

とはいえ、これだけでは情報量が少ないので、実際に名物を食べたりする際にはインターネットで調べるのがよいでしょう!
あなたにはどちらのツーリングマップがおススメ?目的別に判断しよう!

ここまで2つのツーリングマップルの違いと特徴についてご説明しました。
ここまで読んで、自分にはどちらのツーリングマップルがおススメなのか、ご理解いただけましたか?
ここまでの話をまとめておくと、
- 自宅やツーリング先の宿泊地だけでしか地図を見ない人は、ツーリングマップル(無印)がおススメ!
- 信号待ちなどのタイミングで地図を見たい人・大きい文字の地図が欲しい人は、ツーリングマップルRがおススメ!
このように、人によってどちらのツーリングマップルがおススメかが変わってきます。
自分に合ったツーリングマップを選択して、楽しく快適なツーリングを楽しみましょう!