旅行先では、観光地やグルメといった情報も気になりますが、観光したり食事したりするためには現地での移動手段を知っておかなければなりません。

釧路、摩周湖、屈斜路湖を効率よく回りたい!
このような悩みを解決するため、この記事をまとめています。
この記事では、釧路・摩周湖・屈斜路湖周辺の交通事情について、実際に現地を訪れた私が解説します!
>>【関連記事】釧路・摩周湖・屈斜路湖旅行の決定版!2泊3日で遊びつくそう
- 釧路へのアクセス方法
(飛行機、高速バス、レンタカー、電車) - 釧路から摩周湖・屈斜路湖へのアクセス方法
(電車、路線バス、レンタカー) - 釧路から他の都市(網走、知床、帯広など)へのアクセス方法
(電車、高速バス、レンタカー)
釧路までの交通機関|飛行機・高速バス・レンタカー・電車

釧路までアクセスするための交通機関は4つあります。
- 飛行機
- 高速バス
- レンタカー
- 電車
上から下に行くにつれて、出発地が釧路へと近くなるにつれて便利な公共交通機関です。
では、実際にどのようにして釧路までアクセスできるのかチェックしていきましょう。
羽田空港・関西空港・新千歳空港からは飛行機のアクセスが便利

まず、北海道外や札幌市など、釧路から遠く離れている場所からのアクセスについてご説明します。
釧路空港へは、複数の航空会社が東京・大阪・札幌からの便を運航しています。
- 羽田便
AIR DO, ANA, JAL - 成田便、関西国際空港便
peach - 新千歳便
ANA - 丘珠便
JAL
このように、道外は東京と大阪から、道内は札幌から飛行機でアクセスすることができます。
釧路を拠点として道東だけを巡る旅行なら、飛行機で直接釧路に入ってしまうのが便利ですね。
航空券の料金は、以下が相場となっています。
出発地 | 航空会社 | 料金 |
成田・羽田 | JAL, ANA, AIR DO | 23,000円~ |
成田 | peach | 6,350円~ |
関西空港 | peach | 8,980円~ |
航空券を安く手に入れるには、早めの予約が必須です。
最安値で航空券を購入するなら、ソラハピ、さくらトラベル、skyticketなどの大手比較サイトを利用するのがおススメです。
一方で、釧路以外の都市も周遊する様に観光する場合、高速バスが安くて便利な場合があります。

札幌などの道内からは、高速バスが安くて快適!!
札幌や網走など、道内の大都市からは、高速バスで移動するのも安くて便利です。
釧路発着路線が運航されている都市は4都市あります。
- 札幌
- 北見
- 帯広
- 高速バス
北海道の高速バスって、実はとても快適です。

私は過去に札幌から釧路まで高速バスを利用しましたが、早朝にはおしぼりやドリンクのサービスがありました。
また、バスの前方は男性、後方は女性と男女別で席が分かれていましたので、女性でも安心して利用することができます。
料金は札幌便で5880円~5770円で、学生なら学割を使って安く予約することも可能です。
旅行シーズンには、早めに予約しないとすぐに満席になってしまいます。釧路便の予約は、バスぷらざを利用するのが便利でおススメです。

人数が多ければ、レンタカーを利用して移動するのもおススメ
ちなみに、個人ではなく複数人の利用であれば、レンタカーを利用するのもおススメです。
北海道のドライブは、気候や景色と相まってとても快適です。
しかも、高速道路代やガソリン代を含めても、複数人であれば一人当たりの料金が安くなる場合が多いです。

レンタカーなら、時間に縛られずに行動できるのもメリットの一つです!
>>【関連記事】大学生なのに、まだレンタカーで旅行したことが無いの?レンタカーで旅行するメリット・予約方法まとめ
釧路から摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖を巡る際の公共交通機関

釧路観光での見どころは、やはり「釧路湿原」や「摩周湖」「阿寒湖」などの大自然でしょう。
そのため、釧路旅行においては釧路湿原などの観光スポットまでの交通機関を把握しておく必要があります。
ここでは、釧路から摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖へのアクセス方法をまとめます。
最も便利で確実なのは、レンタカーを利用することです
釧路から摩周湖周辺へのアクセスで最も便利な方法は、レンタカーを利用することです。
やはり、レンタカーを利用することによって、時間的な制約や電車・バスの遅延の影響を受けずに旅行することが可能です。

私は2月に釧路を訪れましたが、融雪の影響で道東のJR線は全線運転見合わせでした。
このように、融雪の時期には電車が止まってしまう可能性も高いです。
レンタカーを利用することで、この影響を受けずに済むという点で、とてもおすすめの移動手段です。
レンタカーは、skyticketレンタカーやたびらいレンタカーなどの比較サイトを用いれば最安値で予約することができます。
なお、夏季などの旅行シーズンは予約がすぐにいっぱいになるため、早めに予約しましょう!
釧路駅から摩周へのアクセス:JR釧網本線を利用しよう
釧路駅から摩周へは、JR釧網本線を利用してアクセスすることも可能です。
所要時間は1時間15分程度、料金は1,890円です。
阿寒バスの摩周線を利用することで、摩周駅から摩周湖第一展望台までアクセスすることができます。
2020年10月現在、阿寒バス摩周線は1日1往復の運航となっています。
釧路駅から阿寒湖へのアクセス:釧路駅から路線バスを利用しよう
釧路駅から阿寒湖へは、阿寒バスの阿寒線を利用することでアクセスできます。
所要時間は2時間程度、運賃は2,750円です。

釧路駅前には大きなバスターミナルがあるので、バスの乗り場がとても分かりやすいです。
釧路駅前には、バスの予約センターがあるので、どのバスに乗ればよいかわからなければ駅前の予約センターで確認しましょう。
釧路駅から屈斜路湖へのアクセス:電車とバスの乗り継ぎが必要
釧路駅から屈斜路湖まで公共交通機関でアクセスするためには、電車とバスの乗り継ぎが必要です。
まず釧路駅から摩周駅までJR釧網本線を利用します。次に、阿寒バス摩周営業所から、屈斜路湖 (和琴半島) まで路線バスに乗ることで、屈斜路湖までアクセスすることができます。
釧路から阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖へのアクセスまとめ

ここで、釧路から阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖へのアクセス方法を図にまとめました。
さまざまな公共交通機関を組合わせることで、釧路から各湖へアクセスすることが可能です。
1日で効率よく3湖を観光するなら、現地バスツアー「ピリカ号」がおススメ!
公共交通機関を利用して摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖を観光するなら、最低でも2日はかかってしまいます。
しかし、釧路市内から効率よく3つの湖を見学することができる現地バスツアーも開催されています。
その名も、釧路バスツアーピリカ号。ピリカ号では、下のリストのように様々な観光スポットを効率よく訪れることができます。
- 釧路湿原北斗展望台
- 摩周湖第1展望台
- 硫黄山
- 屈斜路湖 (砂湯)
- 阿寒湖温泉
釧路駅前から乗車することが可能です。降車場所は複数の選択肢があり、釧路駅はもちろん釧路空港でも降車することができます。

1日バスツアーで観光して、そのまま直接飛行機に乗って帰るということも可能です!
料金は降車場所ごとに異なりますが、釧路駅で降車する場合、大人4,600円、子供2,300円で利用することが可能です。予約必須ですよ!
冬季には、「ホワイトピリカ号」を利用して道東3湖を巡るのも良し
ピリカ号は夏季シーズンの運航ですが、冬季にはピリカ号と同様のコースを回る「ホワイトピリカ号」が運行されます。
ホワイトピリカ号では、次の観光スポットを巡ることができます。
- 鶴見台
- 屈斜路湖 (砂湯)
- 硫黄山
- 摩周湖第1展望台
- 阿寒湖温泉
ほとんどピリカ号と同じですが、ホワイトピリカ号は冬季運航のため、タンチョウ見学ができるように鶴見台を観光することができます。
釧路発着で、料金は大人6,000円、子供3,680円です。こちらも予約必須です。
釧路湿原観光の際の公共交通機関|電車・バス

では次に、釧路湿原を観光する際の公共交通機関をご紹介します。
釧路湿原を公共交通機関で観光するには、鉄道かバスを利用することになります。
ひとつずつ確認していきましょう。
JR釧網本線でも釧路湿原の展望台にアクセスできます
まず1つ目の方法が、JR釧網本線を利用することです。
JR釧網本線を利用することで、複数の展望台にアクセスすることができます。
下の表に、アクセス可能な展望台と最寄駅からの所要時間をまとめました。
展望台 | 最寄駅と所要時間 |
---|---|
細岡展望台 | 釧路湿原駅から徒歩約10分 |
サルボ展望台 | 塘路駅から徒歩約40分 |
このように、複数の展望台にアクセスすることができます。

釧路湿原観光では、電車でしか味わえない風景を堪能することができます!
というのも、車が通る道路は釧路湿原を迂回するように走っていますが、JR釧網本線は釧路湿原の内部を走っているのです。
JR釧網本線に乗れば、車からは見ることのできない景色を堪能することができます。
夏季には「釧路湿原ノロッコ号」を利用するのもおすすめ
実は、JR釧網本線では「くしろ湿原ノロッコ号」という観光列車が運転されています。
運転区間は釧路駅から塘路駅までで、夏季限定の観光列車です。
運賃は釧路駅から塘路駅までの運賃640円で、座席を利用する場合は指定席料金530円が必要になり、合計1170円です。
全国のJRみどりの窓口で予約を取ることができます。
詳しくは、JR北海道の公式ページをご覧ください。
冬季には「SL冬の湿原号」で釧路湿原を観光するのもおすすめ
JR釧網本線では、冬季には「SL冬の湿原号」というSLが走っています。
白い雪の中をゆっくりと走るSLに乗るのは、風情あふれるなんとも言えない素敵な経験です。
SL冬の湿原号は、1月から2月までの期間限定で、釧路駅から標茶駅間で運行されています。
詳しくはJR北海道の公式ページを確認してみてくださいね。
路線バスを利用して釧路湿原を観光することも可能です
釧路湿原観光には、路線バスを利用することも可能です。
阿寒バス鶴居線・幌呂線を利用すれば、釧路市湿原展望台や鶴見台などの観光スポットを巡ることができます。
鶴居線・幌呂線は、最大で1日に8往復の路線バスが運行されていますので、比較的観光しやすいと言えます。
路線バスを使ってゆったりと湿原を観光するのも良いかもしれませんね。
釧路湿原観光のコツ|路線バスと電車を併用して観光しよう
釧路湿原を公共交通機関で観光する際のポイントは、路線バスと電車を併用するということです。
釧路湿原はとても広大です。また、その名の通り湿原であるということから、湿原を東西に横断する道路や路線はほとんどありません。
一方、JR釧網本線は釧路湿原の東縁部を、阿寒バス鶴居線・幌呂線は釧路湿原の西縁部を走っています。
そのため、釧路湿原を様々な角度で観光するには、路線バスと電車の両方を利用することが不可欠です。
逆に言うと、路線バスと電車の両方を利用しなければ、釧路湿原を東西のいずれか一方向からしか見ることができません。

釧路湿原を公共交通機関で巡る場合は、湿原東側を電車で1日、湿原西側を路線バスで1日というように予定を組むとよいでしょう!
冬季には現地バスツアー「冬のたんちょう号」を利用するのがおススメ
釧路湿原を効率よく巡りたいならば、現地バスツアーを利用するのもおすすめです。
冬季限定で、冬のたんちょう号というバスツアーが阿寒バスで毎日開催されています。
このツアーで訪れることができる観光スポットは以下の通りです。
- 鶴公園
- 阿寒国際ツルセンター
- 釧路湿原展望台
- 塘路駅
- 塘路湖
このように、現地バスツアーを利用すれば、効率よく釧路湿原を観光することが可能です。

冬季は雪があってレンタカーを借りるのは不安、という場合にはうってつけのツアーですね!
釧路を旅行するなら、電車・バス利用かレンタカーが便利

以上が、釧路や摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖を回る際に利用することが可能な公共交通機関です。
ここで、これまでの交通機関についてまとめておきます。
釧路・阿寒湖・屈斜路湖・摩周湖のバスと電車の情報まとめ
釧路周辺の交通機関は、発着地別に次のようにまとめられます。
発着地 | 公共交通機関 |
釧路 ⇄ 釧路湿原 | JR釧網本線、阿寒バス鶴居線・幌呂線、(冬季) たんちょう号 |
釧路 ⇄ 阿寒湖 | 阿寒バス阿寒線 |
釧路 ⇄ 摩周駅 | JR釧網本線 |
摩周駅 ⇄ 屈斜路湖 | 阿寒バス屈斜路線 |
摩周駅 ⇄ 摩周湖第一展望台 | 阿寒バス摩周線 |
釧路 ⇄ 摩周・屈斜路・阿寒湖 | (夏季) ピリカ号 (冬季) ホワイトピリカ号 |
このように、釧路や摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖を公共交通機関で巡る際には、電車・バスのいずれかを利用することになります。
でもやっぱりレンタカーを利用するのが断然おすすめ!
釧路やその周辺には、様々な公共交通機関がありますが、釧路や道東3湖の観光で公共交通機関を利用することはあまりおすすめしません。

やっぱりおススメはレンタカーを利用することです。
レンタカーを利用すれば、電車やバスの時間に追われることなく観光することが可能です。
しかも、自分が気になるスポットだけを重点的に回ることが可能です。
そのため、やはりレンタカーを利用することが最もおススメな交通手段です。
特に、夏の旅行シーズンはレンタカーが人気なため、予約することが必須です。
レンタカー予約サイトはいろいろありますが、skyticketレンタカーや、たびらいレンタカーなどを利用することで最安値で予約することができます。
早めに予約して、最安値で快適に釧路や道東3湖を観光しましょう!

夏の旅行シーズンのレンタカー利用は、予約必須ですよ!
ではでは皆さん、楽しい釧路・道東3湖の旅行をお過ごしください!