
教育実習の事前打ち合わせって何をするのさ?どんな準備で、どんな心構えで参加すればいいの?

事前打ち合わせは、教育実習の全貌が明らかになるとても重要な打合せです!
実際に教育実習を行う1カ月前ほどにある事前打ち合わせ。
でも、打合せといっても何を打合せするのか、どんな準備をしていけばいいのかがイマイチわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、事前打ち合わせとは何なのか、事前打ち合わせで聞いておくべきこと、持ち物など、事前打ち合わせについて詳しく解説します!
- メモ帳と上履きは必須の持ち物
- 事前打ち合わせには「全体」と「個別」の2種類ある!
- 特に重要なのは「個別」の打ち合わせ
教育実習の事前打ち合わせでは、何をする?

「教育実習の事前打ち合わせ」とは、その名の通り実習校で教育実習についての打ち合わせのことを言います。
詳しくは後で解説しますが、実習の心構えとか、実習期間とか、校内行事のこととか...。
学校についての「いろは」について理解を深めたり、実際に指導教員と対面することになるのが、教育実習の事前打ち合わせです。
母校で実習校をするなら、他の実習生は顔見知りであることが多いです。
だって、あなたの様に教職課程を履修している同級生が、一気に母校に集まるわけですからね。
しかし、油断は禁物。
あくまで教育実習で、同窓会ではありません。
そのため、気を引き締めて教育実習の事前打ち合わせに参加しましょう。
教育実習の事前打ち合わせは、教育実習開始の1カ月前くらいに行われることが多いです。
原則は実習校に訪れて、事前打ち合わせに参加します。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインで事前打ち合わせに参加することもあります。僕の場合はオンラインでした!
事前打ち合わせで必要な持ち物|メモ帳は必須!
事前打ち合わせで必要なものは、実習校から伝えられていることがほとんどでしょう。
絶対に忘れてはならない持ち物は、メモ帳です。
メモ帳を持って行って、必要に応じてメモを取りましょう。

そうすることで、まじめな感じも演出できます(笑)

基本的には教育実習の本番と同じスーツで、清潔感のある服装で臨みましょう。
ちなみに、教育実習の服装についての記事はコチラ。

事前打ち合わせのは「全体」と「教科別」の2回あることが多い

教育実習の事前打ち合わせのプログラムは、多くの実習校で同じです。
実習全体を通した打ち合わせを行います。
実際に授業をする教科に分かれて打ち合わせを行います。
このように、多くの学校で1日に2つの打ち合わせを行います。
1つ目の打ち合わせ|学校全体での打ち合わせ
1つ目の打ち合わせは、学校全体を通した打ち合わせです。
- 通勤・退勤時間
- 自転車や原付の使用について
- 服装規定
- 時間割
- 体育祭などの学校行事の参加について
- 部活動への参加について
このように、教育実習生全員が共通したガイダンスを受けるのが、1つ目の打ち合わせです。
学校全般のことや、教育実習期間中を通した注意事項の説明を受けます。
2つ目の打ち合わせ|教科別での打ち合わせ
2つ目の打ち合わせは、教科別での打ち合わせです。

教科別の打ち合わせは、全体の打ち合わせよりも何倍も重要です!
なぜなら、自分が担当する授業についての説明を受けるのが、教科別での打ち合わせですからね。
教科別での打ち合わせでは、次のようなことを確認します。
- 担当クラス
- 授業の担当分野
- 使用する教科書や資料集
- 授業形式(実験の有無など)
- 指導案作成について
教科別の打ち合わせに参加して初めて、自分が担当するクラスや分野、授業数を知ることができます。
多くの場合、この教科別の打ち合わせで担当分野を聞き、指導案作成をすることになります。

指導案作成をすると、教育実習が身近に迫ってきていることを体感するので、ドキドキしますよ!(笑)
例えば授業で議論させるときに、活発なクラスだと自発的に議論してくれますが、落ち着いたクラスだと思うように議論してくれなかったりします。
また、発問する時にも活発なクラスではいろんなところから答えが返ってきますが、落ち着いたクラスだとこちらから積極的にヒントを与えてあげないと答えにたどり着いてくれないです。
事前にクラスの雰囲気を知っておけば、どんな授業構成にするのがベストなのか、計画を立てておくことができるのです。

事前打ち合わせで聞いておくべきこと・やっておくべきこと

事前打ち合わせの大体の流れは分かったと思います。

そこで、事前打ち合わせで聞いておきたいことや、やっておきたいことをここで確認しておきましょう。
授業関連のことについては詳しく聞いておこう!
事前打ち合わせで最も重要なことは、授業関連のことを理解しておくこと。
- 設備の有無の確認
-
プロジェクターは使えるか?実験設備は整っているか?数学や理科の授業でもPC室を使えるか?
- 指導案作成について
-
指導案を作成したら、逐一チェックしてもらえるか?
- 授業形式について
-
授業はノート形式?プリント形式?好きにしていい?
少なくとも、これくらいのことはチェックしておきましょう。

特に、理科を担当するのであれば、実験が可能かどうかは非常に重要な問題です!
実験ができるのであれば、どの程度の実験なら可能なのか、確認しておくのがベストです。
例えば、落ち着きのないクラスなら塩酸を使った実験は難しかったり、逆に落ち着いたクラスなら高度な実験も可能です。
担当クラスが落ち着きがあるかどうかは、指導教員しかわかりません。
そのため、事前打ち合わせのタイミングで確認しておくことがベストなんです。
非常時の連絡先についてはしっかりチェックしておきましょう!
事前打ち合わせでぜひチェックしておきたい2つ目のポイントは、非常時の連絡先についてです。
例えば、電車が事故で運転見合わせとか、自分が事故に巻き込まれてしまったなど、意外と緊急事態は身近にあります。
教育実習期間中は基本的に毎日が睡眠不足です。

朝目が覚めたら自分の担当授業の時間...、なんてことになったら、身の毛もよだちますよね。
このように、深刻さの大小はあるとしても、非常事態が発生した場合の連絡先についてはしっかりと確認しておきましょう。
学校に連絡するのか、教育実習担当の先生に連絡するのか、指導教員に連絡するのか。
学校によって対応が異なるので、自分でしっかりとチェックするべきです。
他の実習生との連絡先の交換は必須!
事前打ち合わせで最後にやっておきたいことは、他の実習生と連絡先を交換すること!
実習前や実習中は、何かと不安になったり、心配事が生まれます。
- いい指導案ができない...。
- 教育実習を控えて、すごく不安...。
- 事前打ち合わせで聞き逃しがあったけど、学校に問い合わせるほどのことでもない...。
こんな風に、教育実習生は全員、不安を抱えてしまいます。
こんな時に、他の教育実習生と連絡を取れれば、不安も和らぎますし、協力して教育実習期間を乗り越えることができます。
自分が不安に思っていることは、周りの実習生も不安に思っているのです。

だから、事前に実習生と連絡先を交換しておいて、いつでも連絡・相談できる体制を作っておきましょう!
まとめ|事前打ち合わせでできる限り不安を解決しよう

教育実習前に必ずある「事前打ち合わせ」、一体何をするのか参考になりましたか?
もう一度事前打ち合わせについて、整理しておきますね!
ただし、メモ帳だけは忘れないようにしましょう!
メモを取ることと、まじめな感じを作り出すことができますからね。
そして、事前打ち合わせは、
- 学校全体に関する打ち合わせ
- 教科別での打ち合わせ
の2回あることがほとんどで、このうち教科別での打ち合わせが最も重要な打ち合わせです。
事前打ち合わせでは特に、
- 授業関連のこと
- 非常時の連絡先
- 他の実習生との連絡先交換
についての確認は、必ず行っておきましょう。
これをやっておくだけで、教育実習に対する不安はずいぶんと解消・緩和されますからね!

事前打ち合わせに万全の体制で参加して、教育実習へのイメージを描けるように、応援しています!
