
もうすぐ教育実習を控えているけど、どれくらいの授業を担当することになるのか事前に知っておきたい!

教育実習に関する情報は、少しでも事前に知っておきたいですよね!
教育実習を控えている人の多くは、緊張と不安でいっぱいなのではないでしょうか。
僕も教育実習を経験したので、その気持ちはよくわかります。
特に知っておきたいことは、自分がどのくらいの数の授業を担当するかでしょう。
この記事では、実際に高校で教育実習を経験した僕が、どのくらいの授業数を担当するのが一般的なのか、解説します。
- 教育実習の授業数は、実習校や指導教員による
- 1週間の平均授業数はだいたい4~5コマほど
- 僕の場合は1日目から授業でした

- 某国立大学生
- 高校で教育実習を経験
- 実習科目は理科(物理)
- 実は高校生の時、物理を履修していなかった!

教育実習の授業数は実習校と指導教員によるため、一概には断定できない

教育実習を控えているとどうしても気になってしまう授業数ですが、一概に何コマということは断定できません。
というのも、
教育実習での授業数は、実習校と指導教員の裁量によるから!
大学の資料には、「最低〇コマの授業をしなければならない」などと記載されていることがあります。
しかし、実際には最低コマ数だけの授業をすればいいという訳ではありません。
というのも、実習校や指導教員の裁量で授業のコマ数が決まるからです。
たとえば、実習校の先生に

毎日授業を2コマ担当してね
と言われれば、毎日2コマ、週10コマの授業を担当することになります。
そのため、具体的に何コマ授業を担当するのか、確実な数を事前に知っておくことはほとんど不可能なのです。
ただし、教育実習前(約1カ月前)には必ず実習校オリエンテーションがあります。
この実習校オリエンテーションの時に、どの学年で、どれくらいの数の授業を担当することになるのかを指導教員から聞くことになることが多いです。
1週目, 2週目, 3週目で担当授業数はだんだん増えてくる

事前に確実な授業のコマ数は分からないとしても、教育実習の担当コマ数には大まかな傾向があります。
それは、
教育実習開始からの日数が経過するごとに、だんだんと担当授業数が増えてくる
ということです。
このことについて、1週間ごとに区切って解説していきます!

しかし、必ずしもこの傾向に当てはまらないこともあります。(僕がそうでした...!)
僕はこのパターンには全く当てはまらなかったので、他の知人や同じ学校の一般的な教育実習生の例をご説明します。
(僕の例は、もう少し後で詳しく解説します!)
基本的に、教育実習生は次のようなステップで教育実習を行うことが多いです。
指導教員の授業を参観して、授業方法について勉強します。
指導教員にいろいろと教えてもらいながら、徐々に授業を担当します。
最終週には、完全に自分の力だけで指導案を作ったり、授業をしたりします。研究授業がある場合もあります。
1週目:指導教員の授業を参観することが多い
教育実習1週目は、指導教員の授業や他の先生の授業を参観して勉強することが多いです。
ひとまず授業を参観して、気づいたことや疑問に思ったことなどをメモし、次週以降の授業に役立てられるように準備します。
中高生の頃に受けていた「生徒」の視点から見るのではなく、「教育実習生」の視点で見ることがポイントです。
これを見て、次週以降の授業の計画を立てます。
2週目:だんだんと授業担当数が増えてくる
1週目はほとんど参観だけでしたが、2週目からはだんだんと自分が実際に授業をするコマが出てきます。
とはいえ、コマ数も少ないですし、指導教員がいろいろとヒントをくれたり、助け舟を出してくれることが多いです。
参観については指導教員の授業のほか、実習生の授業の様子も見学し、授業後には授業の反省会を行うことが多いです。
また、次第に他教科の授業参観にも参加するようになることが多いです。
3週目:最大の授業数で、研究授業がある場合がある
3週目に入ると、教育実習も佳境に入ってきます。
最終週は、担当する授業数は週に3~5コマとこれまでと比べて最大のコマ数になることが多いです。
3週目では指導教員のヒントは最低限で、実習生自らの力で授業を構成します。
また、教育実習の集大成として、研究授業を担当することもあります。

教育実習の平均授業数は、大体1週間4~5コマ程度くらい

上で解説したように、通常の教育実習では最大でも1週間4~5コマ程度のコマ数しか担当しないことが多いです。
最初の週はほとんど授業は無く、2週目からだんだんと授業を行い、3週目で4, 5コマの授業を担当するという具合ですね。
そのため、教育実習参加前の心構えとして、最大でも4~5コマの授業しか担当しないという心持ちでOKです。
2週間の教育実習で最大10コマ、3週間の教育実習で最大15コマ程度ということですね。
多くの場合は、この授業数よりも少なくなる場合が多いです。
僕の教育実習の例|3週間の高校での教育実習

先ほど、僕の教育実習は例外的だったということをご説明しました。
ここでは、どのように例外的だったのかということについて、説明していきますね。
1日目の授業から担当することになった...!
僕の場合、教育実習1日目の授業から担当することになりました。
しかも、指導教員のヘルプは無く、自分だけで指導案作成を行わなければなりませんでした。
指導案を完成させたとしても、指導教員からはダメ出しの嵐...!
- この発問をする意図は何?
- この繋がりがよくわからんけど、どういうこと?
- 授業のねらいは何?
このように、一つでもダメ出しが出てしまうと、指導案作成のやり直しです。

授業の前日には、夜9時まで残って指導案を作っていました...。
1日目から授業ですから、当然指導教員の授業を見学することはありませんでした。
そのため、探り探りで指導案を作成し、授業を担当しなければなりませんでした。

3週間で担当した授業数は、合計9コマ
私は1日目から授業をしましたが、1週間で担当した授業数は3コマです。
つまり、3週間で9コマの授業を担当したことになります。
僕の場合、自分が担当するクラスが決まっていて、担当クラス以外の授業は全く担当しませんでした。
そのため、授業が9コマで済んだわけです。

これに関しても、実習生の数とクラスの数の兼ね合いがあるため、実習校によって異なります。
授業数が少ない代わりに、毎回の授業準備と授業はなかなかハードで辛かったですね...。

まとめ|担当授業数は場合によるが、大体週に4~5コマ程度


ここまでお読みいただきありがとうございました。ここまでで解説したことをまとめておきます。
念頭に置いておかなければならないことは、
教育実習での授業数は、実習校と指導教員の裁量によるため、なかなか予測することは難しい!
ということです。
しかし、大まかな傾向として、
- 1週目:指導教員の授業を参観
- 2週目:指導教員の手を借りながら授業
- 3週目:自分の力だけで授業
という場合が多いです。
教育実習の授業数は、最大でも1週間に4~5コマ程度であることが多いです。
そのため、2週間の教育実習では最大10コマ、3週間の教育実習では最大15コマ程度であることが多いです。

私の場合は1日目から授業で、1週間に3コマの授業数でした。
詳しい授業数については、実習開始の1カ月前程度にある実習校オリエンテーションで判明することが多いです。

事前に授業数を確実に予測することは難しいですが、最大週で5コマ程度という想定でOKです!
事前にシミュレーションして、落ち着いて教育実習に臨みましょう!
