
キャンプツーリングでは何かと荷物が多くなってしまって、現地では楽しめるけど準備や片付けが面倒...。どうにかして荷物を軽量化したいなあ。

キャンプツーリングは荷物の積載が限られるので、コンパクトな道具を選ぶことが重要です!
キャンプツーリングって、めっちゃ楽しいけど、荷物の積載や片付けが多少なりとも面倒なんですよね。
これは何度もキャンプツーリングに行っている僕でさえ感じることなので、初心者の方ならなおさらでしょう。
ただ、荷物を軽量化したい一心で道具を準備すると、時に後悔してしまうことにもつながります。
この記事では、「どのようにすればキャンプツーリングの道具を軽量化することができるのか」「道具の種類は減らしたくないけど、軽量化したい!」という人に向けて、どのように軽量化すればいいのか、解説します!
- 軽量化のポイントは、「コンパクト」で「2way」の道具を選ぶこと
- 荷物を軽量化するときの注意点
>>【関連記事】キャンプツーリング初心者に必要な持ち物17選|必要最低限でOK!

- 某国立大学生
- HONDA VTR250乗り
- 東京大阪間をバイクで往復
- キャンプツーリングも趣味の一つ
なぜキャンプツーリング荷物は軽量化する必要があるのか

具体的な軽量化の方法の前に、なぜキャンプツーリングの荷物を軽量化する理由について整理しておきましょう。
道具を軽量化することは、文字通り「軽くする」ということも一つですが、軽くすることによってたいていの場合は道具がコンパクトになります。
そのため、軽量化することで荷物の重さも量も最低限に抑えることが可能です。

荷物の軽量化によって、次のようなメリットが生まれます!
- 荷物の積載や設営・撤収が早くなる
- 準備と片付けが楽なので、キャンプに行く回数が増える
- 本来必要不可欠ではない道具も持って行くことができる
荷物の軽量化を求める理由は様々だと思いますが、共通するメリットとしてこの3点が挙げられます。
軽量化によって、荷物の積載や設営・撤収が早くなる
キャンプツーリングの荷物を軽量化することの最も大きなメリットは、荷物の積載や設営・撤収が早くなるということです。
キャンプツーリングの荷物について、準備から片付けまでどんなステップがあるのか、確認してみましょう。
自宅で荷物をバッグにパッキングして、バッグをバイクに載せて固定する。
荷物が多くて重いと、荷崩れのリスクは大きくなります。
数があれば荷物をすべておろすのも一苦労。
汚れる道具は洗って、土が付いたりした場合は拭いたり乾かしたりする必要があります。
例えばテントだと、水が付いているとカビが発生するので、ベランダに干したり別日に乾かしてあげる必要があります。
このように、キャンプツーリングは行って帰って終わりではないんですよね。
道具の準備から片付け、さらにはメンテナンスにまで手を入れてやる必要があります。
メンテナンスを怠れば、愛着のある道具が使えなくなってしまいます。
道具の数が多ければ、それだけ準備や片付け、メンテナンスに時間がかかってしまいますよね。
道具を軽量化したり数を減らすことで、準備や片付け、メンテナンスにかかる手間が減るのです。
準備と片付けが楽なので、キャンプの回数が増える
上に書いたように、道具を軽量化したり数を減らせば、準備や片付けの手間が減ります。
そのため、気軽にキャンプに出掛けることが可能になり、キャンプの回数が増えるのです。

荷物を準備したり片づけたりするのって、意外と腰が重いんですよね。。。
極端な話、準備と片付けが楽なら月に1回、あるいは週に1回だってキャンプに出掛けられます。
毎週末キャンプなんてことも十分可能になるわけです。
キャンプの回数が増えてくると、自分に本当に必要な道具・不必要な道具が見えてくるので、さらなる軽量化につながります。
本来必要不可欠ではない道具も持って行くことができる
荷物を軽量化する意外と大きなメリットは、本来ならば不必要な道具も持って行くことができるということです。
キャンプツーリングでは荷物の積載に限界があるため、持って行きたくても持って行けない道具が多々あるのではないでしょうか。
- 椅子・テーブル
- おしゃれなクッカー
- 雰囲気の出るランタン
このように、必ずしも必要ではないけれども持って行きたいという道具は多々ありますよね。
荷物の軽量化をすることで、このようにキャンプをより楽しむための道具まで持って行くことが可能になるのです。
>>【関連記事】ソロキャンプに椅子はいらない?いや、持って行くべきと経験者が提言
【結論】キャンプツーリングの荷物軽量化のためには、コンパクトな道具を選ぶ

キャンプツーリングの荷物を軽量化するために最も重要なこと、それはコンパクトな道具を選ぶことです。
例えば、よくキャンプツーリングの入門テントとして取り上げられるコールマンの「ツーリングドームst」ですが、このテントは軽量化とは対岸にいるテントです。
私が使っているモンベルの「クロノスドーム2型」と比較してみましょう。
ツーリングドームst | クロノスドーム2型 | |
---|---|---|
重さ | 4.4 kg | 2.43 kg |
収納時の大きさ | 54 cm×23 cm | 35 cm×17 cm |
価格 | 13,790円(税込み) | 25,080円(税込み) |

このように、重さと収納時の大きさに大きな差があることがわかります。
特に重さに関しては、ツーリングドームstはクロノスドーム2型の倍ほどの重さがあることがわかります。
ツーリングドームstを使わずにクロノスドームを使えば、重さにして約2 kg、大きさにして約20 cmほどコンパクトに収納・積載することができるというわけです。
一方で、注意しておきたいのはよりコンパクトな道具ほど高くなる傾向にあるということです。
ツーリングドームstの価格は税込み13,790円、クロノスドームの価格は税込み25,080円で、その差は11,290円。
この値段をどう捉えるかですが、テントなど毎回のキャンプに欠かせないものを重点的に軽量化することで、荷物全体として軽量化することに繋がります。

2wayの道具を選ぶことも、荷物の軽量化につながります

もう1つの軽量化の方法は、2wayの道具を選ぶことです。
2wayとは...その名の通り、2つの使い方ができる道具。
あまり想像が湧かないかもしれませんので、具体的な例を示しておきます。
- 椅子とコットの2way
- LEDランタンと懐中電灯の2way
- 十徳ナイフ(10wayぐらいか?)
例えば、コットを椅子代わりに使えば、椅子を持って行かなくて済む分、軽量化につながります。
他にも、下の記事で紹介しているLEDランタンは、収納時にばねを縮ませるのですが、ばねが縮んだ状態でライトをつけると懐中電灯になります。
つまり、このランタンを持って行けば懐中電灯を持って行かなくて済むので、軽量化につながるという訳です。

そのほかにも、十徳ナイフなんて2wayどころか10wayくらいの道具を兼ね備えていますよね。
ナイフにドライバー、コルク抜き、ハサミ...。キャンプにあると便利なものばかりですが、これが1つになっている十徳ナイフなら、大幅な荷物の軽量化が可能です。
つまり、2way(以上)の道具を使うことで、荷物の軽量化に直結するのです!
どんなに工夫しても軽量化には限界があるので、無理は禁物です

ここまで、軽量化の方法について説明しましたが、1点注意です。
軽量化をすることには大きなメリットがありますが、限界があるので軽量化はほどほどにしておきましょう!
というのも、キャンプは自然を相手にするので、一歩間違えるだけで辛い思いをすることがあります。
例えば、本来持って行くべき防寒着を軽量化のため1着だけ家に置いていったとしましょう。
キャンプ地に到着後、夜寝られないくらい寒ければ...、服を1着軽量化したくらいで快適性が担保されないなら、軽量化したとしても本末転倒です。

私は12月に軽い装備でキャンプに行きましたが。。。それはそれは寒さで過酷なキャンプになってしまいました。手足は寒さで痛く、当然一睡もできませんでした...!
私の失敗を二度と他の人が経験しないよう、ここに覚え書きとして書いておきます(笑)
軽量化することで、身軽にキャンプに行くことができますが、過度な軽量化はかえって自分を苦しめることになります。
無理に軽量化するぐらいなら、他の荷物を少し削るか、よりコンパクトな道具を揃えましょう!
マジで、重くても面倒でもかさばっても、防寒具だけはしっかり持って行くことを強くおススメします!
キャンプツーリングは少し不自由なくらいがちょうどいい!

荷物の軽量化について説明しましたが、本来キャンプとは日常生活を離れて、不自由を楽しむものです。
- 暗くて良く見えない中での料理
- 夏は蚊などの虫との格闘
- 必ずしも快適とは言えない寝袋での睡眠
このような、自宅にこもって生活しているだけでは味わえない不自由を楽しむのがキャンプです。

荷物の軽量化をするなら、必ずしも必要ではない道具の断捨離をしてみましょう。
そして、道具がない不自由さを体感することで、より自然と近くなりキャンプを楽しむことができます!
というか、本当に不必要な道具って、自分で何度も道具を使い倒してやっとわかることなんですよね。
なので、究極の荷物の軽量化の方法は、たくさんキャンプに行くことです!マジで!
まとめ|適度に軽量化することで、キャンプツーリングは快適になる!

ここまでお読みいただきありがとうございました。
ここで、この記事の要点を整理しておきましょう。
荷物の軽量化のためには、次の2点が重要なポイントです。
- 軽量・コンパクトな荷物を選ぶ
- 2wayの道具を選ぶ
この2つを行うだけで、全然荷物の総量は変わってきます。
荷物の軽量化に成功すれば、今後手軽に・気楽にキャンプに行くことができますからね!
とはいえ、過度な荷物の軽量化は禁物です!
準備や移動が楽になっても、現地の滞在でとても辛い思いをすることになりますからね。

適度に軽量化を進めて、より身軽にキャンプツーリングを楽しみましょう!
