
キャンプツーリングの時の服装ってどうすればいいの?ツーリングの時とキャンプの時の服装は同じでも大丈夫?

快適性を求めるなら、ツーリング用とキャンプ用で服を分けるのがおススメです!
キャンプツーリングはなるべく荷物を少なくしたいですが、現地で快適に過ごすことができなければ疲れも取れませんし、なにより楽しいキャンプになりません。
キャンプツーリングの時の服装は、「安全性」と「快適性」の両方を兼ね備えたものでなければなりません。
この記事では、どのような服装でキャンプツーリングを楽しむべきなのか、どのような考え方をもって服装を選べばいいのか、詳しく解説します。
- 「安全性」と「快適性」を兼ね備えるための服装
- おススメの服装の選び方


- 某国立大学生
- HONDA VTR250乗り
- 東京大阪間をバイクで往復
- キャンプツーリングも趣味の一つ
キャンプツーリングの服装は安全性と快適性の両方を重視しよう

キャンプツーリングでおすすめの服装は、「安全性」と「快適性」の両方を兼ね備えた服装です。
バイク乗車時には、安全な服装で運転することが望ましいです。
一方、キャンプ場でご飯を食べたりリラックスするときには、快適性の高い服装で過ごすのが良いです。

安全性と快適性の両方を満たす服装は...なかなかありません!
そのため、移動時には安全性の高い服装で、キャンプ場到着後は動きやすい服装に着替えるのがおススメです。
ツーリング時の服装は絶対に安全重視
まず、自宅からキャンプ場までの間は思いっきりツーリングを楽しむことになります。
ツーリング時の服装で重要なことは、絶対に安全第一で服装を選ぶということです。
普段ツーリングで使っているプロテクター入りのジャケットやパンツを、いつも通り使いましょう。
荷物を軽くしたいからと言って、軽装備でバイクにまたがるなんてことは絶対にしてはいけません!

後程詳しく解説しますが、安全性と荷物量ってトレードオフなんですよね。
安全性を求めるなら、荷物量は多くなります。荷物量を減らして軽くすれば、安全性が低下します。
しかし、バイクに乗る以上、絶対に安全性を犠牲にしてはいけません。
特にキャンプツーリングでは、キャンプ地までに砂利道を通るなど、普段走り慣れていない環境に出くわすこともあります。
足場が悪ければ、転倒してしまったりしてけがをする恐れもあります。
つまり、キャンプツーリングでは普段のツーリングよりも安全性を重視する必要があるのです。
キャンプでリラックスするときは快適性を重視
一方、キャンプ場でリラックスするときには快適性を重視しなければなりません。
というのも、キャンプ場でしっかりリラックスして過ごすことで疲れを癒し、翌日のツーリングも思う存分楽しむためです。
ツーリング時の服装は、安全性を追求しているためプロテクターやクッションがたくさん入っており、重くなりがちです。
プロテクターが入ったジャケットは、普段使いするには重すぎて動きづらいですよね。
それはキャンプ場でも同じことで、プロテクター入りのジャケットはリラックスるには動きづらいです。

焚き火の時に動きづらい服装であれば、焚き火台に引っ掛かったりして、けが や やけどの原因になることもあります!


また、キャンプ場は夜意外と冷え込むこともあり、トイレが近くなることも多々あります。
そのため、動きやすくて暖かい服装で過ごすことが、快適性を向上させることに繋がります。
そのため、キャンプ場でリラックスするときの服装は、ツーリング時の服装とは別に持参しましょう。

つまり、キャンプツーリングでは次の2つの服装が必要ということになります。
- プロテクターやクッションが入った安全性の高いツーリング用の服装
- キャンプ場で過ごすための快適性の高い服装
安全性の確保と荷物の軽量化はトレードオフ

ここまで紹介したように、キャンプツーリングでは「安全性」と「快適性」の両方を追求する必要がありますが、荷物の積載の都合上より軽量化を求める必要があります。
少し考えてみればわかりますが、キャンプツーリングにおいては安全性と軽量化はトレードオフの関係にあります。
ちょっと考えてみましょう。
軽量化するために、キャンプ場で着る服とツーリング時の服を兼用したとしましょう。
こうすれば、シートバッグやタンクバッグに収納する服装の量が減ります。
その分他のアイテムも持って行けるため、軽量化する上でキャンプ場で使う服とツーリング時の服を兼用することは有効だと言えます。
一方で、キャンプ場で使う服とツーリング時の服装を兼用すると、自動的にツーリング時の服装が軽装になります。

つまり、「服の兼用」という方法で軽量化を目指すと、安全性を犠牲にすることになるのです。
では、安全性を確保するためにガチガチのプロテクターやバイク用のウェア、ブーツなどをツーリング時に着るとしましょう。
完全に体をバイク用ウェアで守れば、安全性は格段に向上します。
しかし一方で、キャンプ場でくつろぐ用の服装もたくさん持って行く必要があります。

つまり、キャンプ場で使う服とツーリング時の服を兼用できない分、それだけ持って行く服が荷物として増えるのです。
安全性を追求すると荷物が重くなり、軽量化を追求すると安全性が低下する、つまり「安全性」と「軽量化」はトレードオフの関係にあるのです。
しかし、軽量化の方法によっては安全性を確保しつつ軽量化を実現することができます。
上では、キャンプ時とツーリング時の服を兼用することで軽量化することを例として示しましたが、実はこの軽量化の考え方が適切ではなかったから、安全性が低下したのです。

適切な軽量化の方法は、「軽くてコンパクトな服装を選ぶ」ということです。

安全性を確保しつつ荷物を軽量化するためには、コンパクトな衣類を選ぼう

「安全性」と「軽量化」をトレードオフではなく、両方確保するためには、「軽量化」での工夫が必要です。
プロテクターガチガチの服装でツーリングしつつ、荷物に軽くてコンパクトで高機能な動きやすい服を入れておく。
そうすることで、安全性を保ちつつ、荷物の量も少なくすることができます。
ちなみに、私は初めてのキャンプでこんな服装を準備しましたが、完全に失敗でした。
- ジーンズ
- ニット
- ダウンジャケット
この服装なら多少寒くても耐えられるだろう、と思って準備しましたが、いざシートバッグに荷物を入れてみると、

荷物がパンパン...
ジーンズやニットなどの重くてかさばる服装を持って行ったために、バッグの荷物がパンパンになってしまったんですよね。
特に出先でお土産を購入したい場合、ある程度荷物に余裕をもって積載しなければお土産を買ったとしても、持って帰ることができません。
というか、積載に余裕が無いと、キャンプ地について荷物を置いてから買い物に行くことになります。
場合によっては2度手間になることも考えられます。
そのため、可能な限り荷物の軽量化を追求したいところです。
軽量化するためのポイントは以下の点です。
- 軽い
- コンパクトにまとまる
- 手ごろな値段
いくら軽くてコンパクトでも値段が高ければ意味がない、ということで、ここでは軽量化のポイントとして「価格」も入れました。
このリストをすべて満たす服装が、キャンプ地で使う服装にマッチしているということになります。
山岳用のウェアを使えば、軽量かつ機能性もバツグン!
軽量化を追求するなら、山岳用のウェアを使うのがおススメです。
山岳用のウェアはある意味究極の軽量化グッズなんです。
だって、山に登るための服装ですから、バックパックに入る荷物を最小限に持つ軽量でコンパクトな服装になっています。
山岳用ウェアの取り扱いをしている店舗として、好日山荘やモンベルなどがあります。
私も実際に多々商品を利用していますが、やはり高機能でコンパクトにまとまります。
しかし一方で、高機能になればなるほど高額になります。
例えば、MILLET(ミレー)という会社のダウンを見てみましょう。
保温性・防水性・透湿性に優れたダウンジャケットで、非常に高機能な商品なんですが、値段が税抜き58,000円。

た、高い...
この例からも分かるように、高機能な山岳用ウェアは高額な傾向があります。
だって、山地の極限の環境下でも耐えられるような服装ですからね。
逆に言えば、キャンプツーリングで訪れるようなキャンプ場には、こんな高価な山岳用ウェアを使うのはもったいないです。
先ほど挙げた条件を確認してみましょう。
- 軽さ...◎
- コンパクトさ...◎
- 手ごろな値段...×
山岳用ウェアは、軽くてコンパクトですが、やはり高額な商品が多いです。
バイクに積載するならユニクロやGUなどの衣類で十分です
高額な山岳用ウェアを避けつつ、コンパクトで高機能な服を手に入れるなら、ユニクロやGUなど安価な服を販売している店で十分です。
例えばユニクロのウルトラライトダウン。
ウルトラライトダウンは、コンパクトで軽くまとまります。値段は5,000円程度と比較的安価です。
機能性に関しては、本格的な冬キャンプに使うには厳しいですが、春~秋にかけてのキャンプで夜の防寒用として使うのなら全く問題ありません。
冬キャンプをしたい場合でも、相当な雪山でキャンプをしないのであれば、ユニクロの複数の服を組合わせてキャンプツーリングをすることも十分可能です。
というか、雪山にはバイクで行くことはできませんから、必然的にキャンプツーリングの服装はユニクロやGUで十分ということになりますよね。
これまでの話をまとめておくと、以下のようになります。
- 軽さ...〇
- コンパクトさ...〇
- 手ごろな値段...◎
このように、機能性は山岳用ウェアに劣るものの、キャンプツーリング程度であれば十分機能を発揮してくれます。
また、手ごろなお値段であることも、キャンプツーリングを継続的にするために重要なポイントです。
安全性と快適性を確保して、キャンプツーリングに出かけよう!

ここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事のポイントを整理しておきましょう。
まず、キャンプツーリング時の服装に必要な条件は、以下の2つです。
- 安全性
- 快適性
ツーリング時には安全性の高いウェアを、キャンプ時には快適性の高いウェアを選ぶのがポイントです。

でも、安全性と快適性の両方が高い服装は、正直言ってありません...。
そのため、キャンプツーリング時には多くの服装を持って行かなければなりませんが、同時に軽量化の問題も付随してきます。
軽量化のためには山岳用ウェアを使うのも良いですが、キャンプツーリングの場合ユニクロやGUなどの安価なブランドで十分です。
キャンプツーリングの服装は、「ツーリング」と「キャンプ」で使い分けて、安全性と快適性を確保し、楽しいキャンプツーリングに出かけましょう!

