こんにちは。
現在大学生で、キャンプツーリングが趣味のまっちーです。

キャンプツーリングをやってみたいけど、どんなランタンを使えばいいのかわからない...。いろいろなランタンがあるけど、何を基準に選んだらいいのかわからない...。

キャンプツーリングに使うランタンは、主に2タイプに絞られます!
ランタンは、燃料によって「ガソリンランタン」「ガスランタン」「LEDランタン」に分けられます。
この3つの中で、キャンプツーリングに使うべきランタンの種類とは、「LEDタイプ」と「ガスタイプ」の2種類です。
この記事ではなぜLEDタイプとガスタイプのランタンがキャンプツーリングに適しているのか、どのようにして選べばいいのか、詳しく解説します。
- キャンプツーリングでなぜ「ガスランタン」と「LEDランタン」がおすすめなのか
- ガス・LEDランタンの選び方

- 某国立大学生
- HONDA VTR250乗り
- 東京大阪間をバイクで往復
- キャンプツーリングも趣味の一つ

ランタンは使う場所によっておススメなタイプが決まる

ランタンの選び方で最も重要な点は、「どこで使うか」です。
実は、ランタンのタイプによってはテント内で使うのは危険な種類もあります。
そのため、使う場所によって適切なランタンをうまく使い分けてあげる必要があるのです。
結果から言うと、キャンプツーリングで使うべきランタンは「ガスタイプ」か「LEDタイプ」のランタンです。

ガスとかLEDとかって何?そもそも種類すらよくわからん!
という方のために、まずはランタンの種類から整理しておきましょう。
キャンプに使うランタンは、使う燃料から3種類に分けられる
キャンプに使うランタンは、使う燃料によって主に次の3つに分類されます。
- ガソリンランタン
- ガスランタン
- LEDランタン
燃料としてガソリンを使うか、ガスを使うか、電池を使ってLEDを発光させるかという点で、ランタンは上記の3つに分類されます。
ガソリンランタンは、光が強い反面、持ち運びしにくい
ガソリンランタンは、主に燃料としてホワイトガソリンを使うランタンです。
ホワイトガソリンとは...
通常のガソリンよりもより純度の高いガソリン。ガソリンランタンだからと言って、車やバイクのガソリンをそのまま使えるという意味ではありません。
ガソリンランタンのメリットは、なんといっても強い光です。
物にもよりますが、ポールにランタンを設置して高いところから照らすのであれば、ガソリンランタン1つで十分周りを明るく照らすことが可能です。
一方で、ガソリンランタンを使うということは、ランタンとは別に燃料であるホワイトガソリンを持って行かなければなりません。
別で持って行かなければならない分、荷物がかさばります。
また、燃料であるホワイトガソリンは1Lで1,000円以上の価格がすることもしばしば...。
光量が多い分、ランニングコストは高めです。
ガスランタンは、ガソリンランタンとLEDランタンの中間
ガスランタンは、燃料としてガス缶を利用するタイプのランタンです。
ガス缶にも様々な種類がありますが、多くの場合OD缶と呼ばれるアウトドア専用のガス缶を使用します。
OD缶とは...
寒冷地でも使用できるように開発されている、主にアウトドア(OutDoor)で用いるためのガスボンベ。OD缶に対してCB缶とは、カセットボンベのこと。
ホワイトガソリンよりも光量は劣る場合が多いものの、少人数のキャンプなら十分に機能を発揮してくれます。
家族でのキャンプなら、メインのランタンにガソリンタイプを、卓上のサブランタンとしてガスタイプを使っている場合も多いです。

他のタイプのランタンとの比較としては、ちょうどガソリンタイプとLEDタイプの中間にあるランタンです。
LEDランタンは、最もコスパの良いランタンです
LEDランタンはその名の通り、LEDライトを使ったランタンです。
ガソリンタイプとガスタイプのランタンでは、いずれも燃料として化石燃料を使用していました。
一方、LEDランタンは、電池をエネルギー源とするので、高価な燃料は必要ありません。

そのため、ランニングコストが非常に低いです。
しかし、光量はガソリンランタンやガスランタンよりは劣ります。
家族でキャンプをするときには、LEDランタンをメインで使うのは非常に難しいですが、僕のようにソロキャンプをメインでするならLEDランタンをメインに使用しても十分すぎるぐらい周囲を照らしてくれます。
そのため、1, 2人単位でのキャンプなら、コスパ最強で持ち運びもしやすいタイプのランタンといえます。
>>【関連記事】ソロキャンプに椅子はいらない?いや、持って行くべきと経験者が提言
テントの外で使うなら、どんなタイプでもいい

ここまで、3つの種類のランタンについて整理しました。
先ほど「どこで使うか」で適しているランタンが変わってくると説明しました。
実は、テントの外で使うか中で使うかで、おススメのランタンは全く異なってきます。
まず、テントの外で使うなら、どのタイプのランタンでもOKです。
人数に合わせて、家族ならガソリンランタンをメインに、ソロキャンプならLEDランタンをメインに使うなど、適宜好みのランタンを使用するのが良いです!
一方、テントの中で使うランタンには少し注意が必要です。
>>【関連記事】モンベルのテント「クロノスドーム」はツーリングにおすすめ!人気の理由を解説!
テントの中で使うランタンは、LEDランタン一択です!

テントの中で使うランタンは、ずばりLEDランタン一択です!
なぜLEDランタン一択なのか、しっかり説明しておきましょう。
ガソリンランタンやガスランタンは、不完全燃焼によって一酸化炭素が生じる場合があります。
一酸化炭素により中毒症状が生じるのがいわゆる「一酸化炭素中毒」で、気づいたときには意識はあるが体は動かない、という想像するだけでも恐ろしい事故です。
テント内の閉め切った空間でガソリンランタンやガスランタンを使用すると、テント内に一酸化炭素が充満し、最悪の場合一酸化炭素中毒になってしまう場合があります。
それ以外にも、もし何かの拍子にランタンを倒してしまったら、テント内で火災が発生します。
ファスナーでテントのドアを閉じていれば、逃げ遅れて重大な事故につながってしまう可能性もあります。
このような理由により、ガソリンランタンやガスランタンをテント内で使用することは避けるべきなのです。

そこで、テント内で利用するランタンとしておススメなのが「LEDランタン」です。
LEDランタンであれば、燃料を燃焼させることはありませんので一酸化炭素も発生しません。
そのため、LEDランタンは安心してテント内でも使うことができるのです。
キャンプツーリングのランタンはLEDかガスタイプを選ぼう

実際にキャンプツーリングで使うなら、ガソリンタイプのランタンは即却下です。
なぜなら、ガソリンランタンは重くてかさばるから。
ただでさえ積載の量に限りがあるバイクでは、できる限り荷物を減らしたいところ。
そのため、荷物の軽量化という観点から考えると、ガソリンタイプのランタンをキャンプツーリングで使うのは、現実的ではありません。

これを踏まえると、現実的にはガスランタンかLEDランタンをキャンプツーリングで使うことになります。
>>【関連記事】キャンプツーリング軽量化のたった2つのポイント|経験者が語る
ガスランタンなら燃料を持参する分かさばりますが、雰囲気は一番!
ガスランタンは、上で説明した通り燃料であるOD缶を持って行かなければならないことがネックです。
しかしガスを燃料として使う分、LEDランタンよりもガスランタンの方が雰囲気はバツグンです。
実際に使ってみるとわかるのですが、ガソリンタイプのランタンもガスタイプのランタンも、点灯している最中は「ゴーッ」といういかにも燃焼している音が聞こえてくるんですよね。
また、ガソリンタイプとガスタイプのランタンは、マントルという綿が発光するのですが、これが何とも言えない絶妙な雰囲気を醸し出してくれるんですよね。
この絶妙な雰囲気がLEDランタンにはありません。
だって、LEDランタンは無音でただ光り続けるだけですからね。
雰囲気を大事にしたいという人にとっては、LEDランタンよりもガスランタンを使うのがおススメです。
ただ、前述のようにテント内ではLEDランタンが必要なので、結局2つのランタンを持って行くことになります。
できる限り荷物を減らしたいのなら、LEDランタンがおすすめ!

雰囲気の少ないLEDランタンですが、LEDランタンには次のような特徴があります。
- 非常にコンパクトにまとまる
- ランニングコストが安い
まず最大の特徴は、非常にコンパクトにまとまることです。
私が使用しているDOD製の「ポップアップランタンプロ」は、持ち運ぶときには手のひらサイズに収まり、実際に使用するときには縦にバネが伸びることで広くを照らす優秀なランタンです。
このように、使わないときにはコンパクトにまとめることで、収納性が高いということがLEDランタンの最大の特徴です。
キャンプツーリングで可能な限り荷物をコンパクトにまとめたい場合は、LEDランタンが最適です。
>>【関連記事】キャンプツーリング時の服装は安全性を第一に!でも積載は最小限に!
また、ランニングコストが安いということもLEDランタンの特徴です。
ガスランタンであれば、定期的に油を注入したり、マントルを交換したり、パッキンが劣化していたら交換したり...とメンテナンスが必要です。
一方、LEDランタンであれば、電池を交換するだけで、そのほかの整備は全く要りません。
そのため、ランニングコストが安くなって経済的ということも、LEDランタンの特徴です。
LEDランタンは暖色系のものを使うことがおススメ

先ほど、LEDランタンは音もなくあまり雰囲気が出ないと説明しました。
しかし、ランタン業界は雰囲気を醸し出すために様々な工夫を凝らしています。
その中でも多くのメーカーが機能としてつけているのが、「暖色ライト」の機能です。
皆さんの自宅にもLEDのライトがあるかもしれませんが、多くのライトが周囲を白く照らしていると思います。
しかし、LEDランタンにはオレンジっぽい色で周囲を照らすものがあり、この色を暖色系と言います。
実際、ガソリンランタンやガスランタンは暖色系の色を発しています。
LEDランタンを使っても雰囲気を醸し出すために、暖色系の色でも周囲を照らすような製品がたくさんあります。
いくら軽量化を目指すとはいえ、キャンプでは雰囲気も重要です。
そのため、LEDランタンを選ぶ際にはぜひ暖色系のライトもついているLEDランタンを探しましょう!
おススメのLEDランタンは、DOD「ポップアップランタンプロ」
先ほども少し触れましたが、私が現在使用しているLEDランタンが、DOD製の「ポップアップランタンプロ」という製品です。
この製品は、その名の通りポップアップするランタンです。
つまり、収納時には小さくまとまり、使用時には体が伸びて周囲を照らしてくれるのです。

また、上の写真の左下にもあるように、小さくたたんだ状態で電源を入れれば、懐中電灯のように使用することも可能です。
当然ですが、ポップアップランタンプロには暖色系LEDもついているので、雰囲気を大切にしたい人にとってもおススメできる商品です。

しかも、比較的安価なので、最初のLEDランタンとしてはとても優秀です!
LEDランタンの購入を検討している方はぜひチェックしてみて下さい!

テント内はLEDランタン一択、テント外ではLEDかガスランタンを使おう

ここまでお読みいただきありがとうございました。これまでの話を整理しておきましょう。
ランタンには次の3種類があります。
- ガソリンランタン
- ガスランタン
- LEDランタン
このうち、テント内で使えるのはLEDランタンのみです。
ガソリン・ガスランタンをテント内で使ってしまうと、最悪の場合一酸化炭素中毒になってしまう可能性もあるので、絶対にテント内での使用はやめておきましょう。
キャンプツーリングで使うランタンは、ガスランタンかLEDランタンの2択です。
ガスランタンは雰囲気がバツグンな反面、ランニングコストがかかってしまいます。
一方、LEDランタンはランニングコストが安く、持ち運びもしやすいですが、雰囲気には欠けますね。
とはいえ、LEDランタンにも暖色系LEDを使っているものもあるので、まずはLEDランタンを利用してみるのがおススメです。

ぜひ、自分に合ったランタンを見つけて、キャンプツーリングを満喫しましょう!