
バイクって雨ざらしにしても大丈夫なん?バイクカバーって必要なんかなあ?

バイクを雨ざらしにすると危険ですよ!いろいろなトラブルに巻き込まれる可能性がありますから!
このように、バイクの保管方法について疑問点を持っている人は多いのではないでしょうか。
正直、僕もどうしても面倒で「一日だけなら...」と思って雨ざらしにしてしまうこともあります。
この記事では、バイクを雨ざらしにして起こるトラブルや危険性、その超簡単な対象法についてご説明します。
- バイクを雨ざらしにして保管することで生じるトラブル
- 超簡単な対処法はバイクカバーを使うこと
- 雨が降った後にもバイクカバーをつけておくのは錆の原因に!

- 某国立大学生
- HONDA VTR250乗り
- 東京大阪間をバイクで往復
- キャンプツーリングも趣味の一つ
バイクを雨ざらしにして保管すると様々なトラブルにつながる!

結論!
バイクを雨ざらしにして保管すると、トラブルに巻き込まれる可能性があります!
考えられるトラブルはこんな感じ。
- 金属部分がさびてしまう
- 紫外線によりゴムやシリコン部分が劣化する
雨ざらしなので、雨そのものの影響や、太陽光による紫外線の影響が生じるってワケですね。
具体的にひとつひとつ見ていきましょう!
雨ざらしのバイクは錆びたり劣化が早まる可能性が大!

まず初めに、バイクを雨ざらしにすることで錆びたり劣化が早まる可能性があることを念頭に置いておきましょう。
しかし、恒常的に雨ざらしで保管していると想定以上の雨にさらされ、金属部が錆びたり劣化してしまいます。
本来雨ざらしで保管していなければ錆びなかった可能性が高い部品でも、このように錆びてしまう可能性があります。
しかも、雨に濡れるとジョイント部分のオイルが流れて給油が必要な場合も...。
例えば、ブレーキレバーやクラッチ、スタンドなど様々な部分に556オイルなどでこまめにメンテナンスしてやる必要が出てくるのです。

もちろん、定期的なオイル差しは必要。でも、雨が降るごとにオイルを差すの、結構面倒ですよね...。

うーん、確かに。まあでもバイク乗りならみんなメンテナンス大好きやろ!これぐらいは大丈夫やわ(謎の自信)!

メンテナンスで済むなら全然OKかもですが、劣化してメンテナンスで済まなくなると厄介ですよ...。その具体例を少し下で説明しますね。
雨ざらし&紫外線が長時間当たるとゴムやシリコン部分が劣化する!
もうひとつの問題は、雨ざらしまたは日光に当たることで紫外線の影響を受け、ゴムやシリコン部分が劣化してしまう可能性があることです。
これは、輪ゴムが紫外線などの外的要因で劣化しているからです。
バイクのパーツについても劣化速度は違えど、同じ現象が発生します。
古いバイクはシートにひびが入っていたりすることがありますが、雨滴の衝撃による影響や、太陽光による劣化が原因の場合も多いです。
そのため、雨ざらしにしているとバイクの劣化が進んでしまうんです。

むむっ。。。
雨ざらしのバイクで錆びたり劣化しやすいパーツ

雨ざらしにされたバイクは、錆びたり劣化したりします。
その中でも、特に雨ざらしによって劣化しやすい部分は以下の通りです。
- スイッチなどの電子機器関連
- フロントフォーク
- タンク内部
- チェーン
スイッチなどの隙間に雨水が入ると、ウインカーやハイビーム等の切り替えに不具合が出ることがあります。

また、フロントフォークやタンク内部、チェーンなども錆びてしまう可能性があります!
チェーンはまだしも、フロントフォークやタンク内部に錆が発生したら、最終的に交換するしかありません。


おお、こんな風に錆びてまうんか...。

そのため、バイクを雨ざらしにすることは絶対にNGなんです!
雨ざらしのバイクは劣化するので、中古車査定額も低くなる場合がある

上でご紹介した錆びやすいパーツについては、中古車バイクを購入する際にチェックすべき点のひとつです。
つまり、中古バイクを購入するときには
- フロントフォークに錆がないか
- タンク内部に錆がないか
の2点は多くの人がチェックするポイントです。
もちろん、これら2つが錆びていれば、購入する人が少なく中古バイクの販売額が低くなります。

将来バイクを高く販売したいなら、今日からでも遅くないので、雨ざらしでのバイク保管はやめておきましょう!

うーん、なるほど。後で売ることを考えると、錆がないほうが当然高く売れるのは納得やわ。
バイクを雨ざらしにしないために一番手軽で適切な保管方法は、バイクカバーを付けること!

バイクを雨ざらしにしないための方法はさまざまあります。
- 屋根付きの駐輪場に保管する
- ガレージを借りる・購入する
- バイクカバーを付ける
一番確実な方法は、ガレージを借りたり購入して、その中にバイクを保管するという方法です。
しかし、自宅からガレージが遠ければ、バイクに乗るときに移動する時間がかかってしまいます。

しかもガレージはお金がかかる...。
屋根付きの駐輪場に停めたとしても、結局紫外線はカットすることはできません。

そのため、一番手軽で安定な方法は「バイクカバーを使用すること」ということになります。
具体的には、こんな簡易的なバイクカバーや、
こんながっちりした簡易倉庫のようなバイクカバーもあります。
バイクカバーを付ければバイクが雨ざらしにならないだけでなく、防犯にもなる

バイクカバーを付ければ、当然バイクは雨ざらしになることなく、紫外線からも守られます。
そのうえ、バイク乗りにうれしいことは、防犯にもつながることです。
その理由は主に2つ。
- 盗難に時間がかかるので、犯人があきらめやすい
- 音が鳴るので、犯人があきらめやすい
一つの理由は、バイクカバーがあると盗難に時間がかかるから。
バイクカバーを付けているとバイクの盗難までに時間がかかります。
盗難に時間がかかるバイクを盗むには時間がかかるので、盗難されにくくなります。
2つ目の理由は、バイクカバーがあることで音が鳴るということです。
次のグラフをご覧ください。
このグラフは、空き巣などの犯人の「犯行をあきらめた理由」に関するグラフです。

このグラフから、物音が鳴る場合には、犯行があきらめられていることがわかります。
バイクカバーを触るとある程度音が鳴るので、この点でもバイク盗難への防犯になり得るというわけです。

雨にさらされていないバイクはきれい!水垢や泥はねによる汚れが少ない

バイクカバーをつけたバイクは、当然ですが雨水がつかないので、水垢が付きません。
そして、雨の日に駐輪場でありがちなのは、地面からの水の跳ね返りでバイクの足回りが汚れてしまうことです。
そんな時、バイクカバーを付けていれば、足回りが汚れることもありません。
雨ざらしでバイクを保管していると常に汚れるリスクがあります。
だから、洗車する頻度がどうしても多くなって、面倒になってしまいがちです。

汚れ防止のためにもバイクカバーを付けることはおすすめです!
駐輪場で密接して駐輪されないので、トラブルが少なくなる

アパートやマンションなどの駐輪場にバイクを置く場合には、バイクカバーの威力はさらに発揮されます。
それは、
という点です。
僕の経験をお話ししますね。
バイクカバーを付けずにアパートの駐輪場にバイクを止めていた時の話。
僕のバイクのすぐ隣に置かれていた自転車が風にあおられたのか、僕のバイクにもたれかかっていました。
しかも、そのせいでタンクに数センチの線状のキズがついてしまいました...。
もちろん、駐輪場は住人みんなの設備なので、譲り合うことは必要不可欠です。
しかし、バイク乗りにとっては、キズ一つであっても超敏感になってしまいますよね。

今思えば、バイクカバーを付けていればこんなこと起きていなかったんじゃないかなと思います。
なぜなら、バイクカバーを付けているとバイクが一枚の布で保護されるのはもちろん、バイクカバーをかけると視覚的に膨らんで大きく見えるため、すぐ近くに自転車を止められにくい傾向にあるからです。
ほかの自転車やバイクとの距離をとることができるので、万が一隣の自転車が風であおられたとしても、バイクカバーが守ってくれるというわけです。
雨が降りやんだら一度バイクカバーを外して換気して錆防止!

よっしゃ、じゃあとりあえず、バイクには常にバイクカバー付けといたらええんやな。

実は雨上がりのバイクカバーの取り扱いには注意が必要なんです!
バイクカバーは雨を通さないのは当然ですが、逆に言うと湿気や蒸気も通しません。
つまり、バイクカバーが本来とは逆の作用を及ぼしてしまう可能性があるのです。
だから、雨上がりには一度バイクカバーを外して換気してあげると安心です。
蒸気を完全に逃がして、乾いてからバイクカバーをかければ、錆の心配はほとんど解消されます。
台風や強風時にはバイクカバーを外しておかないと、バイクが倒れるかも

日本の夏は必ず台風がやってきます。
風が強い場合にはバイクカバーを外しておくことを強くおすすめします。
なぜなら、バイクカバーが風を受けて抵抗となり、バイクが倒れてしまう可能性があるからです。
結果として、バイクが倒れにくくなるわけです。
もちろん、バイクカバーで得られるメリットとデメリットはトレードオフです。
- 強風時にバイクカバーを付けていれば、汚れはつかないけどバイクが倒れる可能性がある。
- バイクカバーを付けていなければ、汚れはつくけどバイクが倒れる可能性がある。
このどちらを取るかということになります。

うーん、さすがにバイクにキズついたら取り返しつかんからなあ...。台風の時はバイクカバー外さなあかんな。

バイクが倒れると、簡単にタンクがへこんじゃいますからね。
バイクの雨ざらしは禁物!バイクカバーで保護しよう!
ここまでご覧いただきありがとうございます。
バイクの雨ざらしは禁物という点、納得いただけたでしょうか。
バイクを雨ざらしにすることで、
- 金属部分の錆
- ゴムやシリコン部分の劣化
のトラブルのリスクが大きくなります。
最も簡単で適切な雨ざらしを防ぐ方法は、バイクにバイクカバーを取り付けることです。
バイクカバーはバイクを雨ざらしにしないだけではなく、防犯にもつながります。
また、同じアパートやマンションの住人とのトラブル防止にもつながります。
そして意外と重要なのが、雨上がりの換気。
錆びを防ぐためにも、一度バイクカバーを取り外してバイクを乾かしてあげましょう!

バイクを雨ざらしにしないために、バイクカバーを利用しましょう!
それではまた、次の記事でお会いしましょう!